こんにちは。ミドノン(@LearnMidonon)です。
今週読んだ本を紹介します。
紹介するのはMarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法です。
なぜこの本を読んだのか
TwitterのTLを読み流しているときに出会った、次のツイートがきっかけ。
この3冊の本をきちんと理解すればバリュー株、グロース株ともに自分のものにできると思う。また本間宗久さんの本は相場に挑む上での心構えがびっしり書かれている。この3冊をしっかり理解すれば時間は多少かかったとしても億は手に入る。 pic.twitter.com/7OjaigrYDp
— 投資カービィ(30.64歳) (@big_loss_punter) 2017年7月12日
もともと投資には興味があったので、即ほしいものリストに追加した。
その月の教育・教養費は使い切っていたので購入は翌月だったが……
1番心惹かれたのは「この3冊をしっかり理解すれば時間は多少かかったとしても億は手に入る。」って部分である。
基本情報
どんな本か
既にウォール街に存在する無数の知見の中から、著者が「これは本当に役に立つな」と感じたものだけを厳選して紹介している本。
成功する投資を実行するために著者が心がけている鉄の掟について、chapter1で「Market Hack流投資術10ヶ条」として、以下のように挙げられている。
- 営業キャッシュフローのよい会社を買え
- 保有銘柄の四半期決算のチェックを怠るな
- 業績・株価の動きが荒々しい銘柄と、おとなしい銘柄をうまく使い分けろ
- 分散投資を心がけろ
- 投資スタイルをきちんと使い分けろ
- 長期投資と短期投資のルールを守れ
- マクロ経済がわかれば、投資家としての洗練度が格段に上がる
- 市場のセンチメントを軽視する奴は、儲けの効率が悪い
- 安全の糊代(のりしろ)をもて
- 謙虚であれ(投資の勉強に終わりはない)
ちなみに、とても優れた本で、いろいろな方が既にレビューしている。
目次
序章
1990年代のシリコンバレーとMarket Hack流投資術が編み出されるまで
chapter1
Market Hack流投資術
chapter2
ポスト段階ジュニア世代のネストエッグ戦略
chapter3
デイトレーダーへの道
chapter4
長期投資のコツ
chapter5
2014年の投資機会
勉強しない投資家は凍死家となる
「オレは打率8割だ」と自慢する奴を(こいつはイタイ奴だな)と思えないのは、聞き手のリテラシーが低いから。投資の世界も全く同じ。
知識がなければ、気づかないまま致命的な間違いを犯してしまう可能性がある。
さらに、間違いに気づかず放置し続けてしまうかもしれない。
そのような事態を防ぐためにもしっかりと勉強することが必要。
健全な投資対象を選ぶスキルがあなたに欠けていれば、長期投資のメリットを享受することはできないのです。
短期投資だと必要な知識、時間が多すぎて本業に影響がでてしまう。
そう考えて長期投資をするつもりだったが、やはり健全な投資対象を選ぶためには勉強が必要。
むしろ、ほったらかしで投資するつもりなので「何かあったとき」に気づけるタイミングが少ないことが予想される。
そのため、知識をしっかりと噛み砕いて自分の血肉としないと……
インデックス投資について
もともと個別株についての本だと思って読んでいたので、インデックス投資について触れられていたのは驚きだった。
インデックス投資は「下手なアクティブ運用」には勝てるという手法であって「絶対リターン」の確保が目的ではない。
「インデックスファンドはアクテイブファンドよりも勝つことが多い」とよく言われている。
そもそも「超成功もしない」代わりに「大失敗しにくい」というのがインデックス投資をしようと決心した理由だからだ。
しかし、次の1節を読み、心が揺らぎそうになった。
株式市場は、長期で見れば右肩上がりだ。だからインデックスだけを買っておけばいい」という都市伝説を鵜呑みにします。でも忘れてはならないのは、一生懸命頭をひねって、このキャッチフレーズをねつ造したのは、他でもない私を含めた団塊世代の証券マンだということです。
さらに、インデックス投資と一緒に説明されることの多いドルコスト平均法について、次のように書いてある。
投資家の自主性の放棄であり、モノの値段という、当たり前の経済感覚をマヒさせる、無頓着な態度です。
ドルコスト平均法を良いものとしか受け止めていなかったので、「当たり前の経済感覚をマヒさせる、無頓着な態度」とは考えたことが無かった。
そうは言っても、一括投下する資本も無いし、相場を見る目もない。
なので「無頓着な態度」と言われても、ドルコスト平均法で投資していくことは変わらない。
最近始めたiDeCoはドルコスト平均法の最たるものだしね。
ここまで否定的な言葉ばかり紹介したが、インデックス投資を完全否定してはいない。
インデックス投資を長期にわたって実行すると、次のミスを軽減できるとも言っている。
- 無駄な売買を繰り返し、手数料コストばかりかかる
- 手数料の割高な金融商品に手を出す
- 相場のタイミングを誤り、怖くなって安値で売ってしまう
まとめ
この本を読んだ目的
投資カービィ(@big_loss_punter)さんのTweetを見たことがきっかけで知る。
投資についての見識を深めるために読んだ。
良かったこと、感じたこと
いままでインデックス投資を盲信していた気があることに気づくことができた。
物事の良い面、悪い面の両方に気を配るべきだと知った。
どう活かすか
投資カービィさんのTweetには続きがある。
何度も読んでください。知識が定着します。成長株、キャピタルゲイン狙いならばマーケットハック。インカムゲイン狙いならばダウ犬。私はダウ犬をリートに応用して二本立て戦略を取っていますよ!
— 投資カービィ(30.64歳) (@big_loss_punter) 2017年10月5日
なので繰り返し、MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法を読もうと思う。
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