あなたは自分の研究について、自信をもって語れますか?
就職活動の中で「自分の研究について」語る機会は絶対あります。
技術面接っていう形だったり、普通の面接の一部としてだったり、形は様々ですけどね。
研究が順調に進んでおり、成果が出ている人は問題ありません。
アピールポイントになるので、頑張ってください。
ですが、研究がうまくいってない人もいますよね。
私もそうでした。
今回は研究がうまくいっていない私が、技術面接をやり過ごした方法について書きます。
就活でも研究からは逃げられない
多くの場合、次のようなフローで就職活動をすると思います。
- 書類選考
- 技術面接
- 人事面接
- 役員面接
- 内定
順番が前後したり、技術面接が独立して存在していたり、普通の面接の中で「ではあなたの研究について紹介してください」と混じっていたり、色々なパターンが存在します。
私も両方のパターンを経験しました。
ですが「研究について話す機会が存在する」点に違いはありません。
つまり研究からは逃げられないのです。
研究がうまくいっていない人には悲報ですが……
研究がうまくいってないのに採用された
「あなたの研究について紹介してください」は私の就職活動でもありました。
ここで問題となるのが、私には研究成果が存在しないということ。
就職活動をしていた時点では「学会への参加経験ゼロ」「投稿した論文数ゼロ」と全く成果がない状態でした。
そんな私を採用してくれた弊社には頭が上がりません。
何を考えて私を採用したのか……
永遠の謎かもしれません。
そのように成果がない私ですが、技術面接で全く喋らなかったわけではありません。
さすがに無言はマズイですから。
この「研究成果はないけど、無言にはならない」が役に立ったのかもしれません。
私と同じように「成果がでない」方の参考になれば幸いです。
「成果」がないなら「成果以外」を語ればいいじゃない
まず前提として、私は実験ではなく、シミュレーションで研究をしていました。
実体がないので、面接官に「何をやっているのかを理解させる」段階で難しかったです。
実験風景や試料など、現実としての物体があれば伝わりやすいんでしょうけど……
そんな風にシミュレーションで研究していた私。
成果はないので、面接では成果以外を喋るしかありません。
なので、私は次の3つをメインに喋っていました。
- 研究の目的
- 原理
- 苦労したこと
この3つであれば成果がなくても語れますし、「目的意識はある」「成果はないが、知識はある」「問題に対してどう考え、アプローチしたか」を面接官に伝えられます。
私の場合は次の感じですね。
- 省エネルギー化のため
- 熱収支と物質収支から計算するシミュレーターを組んでケーススタディした
- プログラミングがわからないところからのスタート
私はダメ学生だったので、持ちネタは上の3つしかありませんでした。
可能であれば、次の2つも喋れると良いと思います。(本来は喋れて当然)
- この研究が何の役に立つのか
- 研究における自分のオリジナリティは何か
まとめ
研究成果のない私が、「技術面接をどうやり過ごしたか」を紹介しました。
- 就活でも「研究」からは逃げられない
- 成果は正義
- 成果がなければ、成果以外を語れるようにしよう
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