あけましておめでとうございます。
実家でだらけきっているミドノン(@LearnMidonon)です。
私は社会人2年目になった昨年(2018年)から投資を開始しました。
2019年になり、アップルの下落がきっかけはわかりませんが世界経済も株価も不調なようです。
そんな中で「どのように投資するのか」について、自分の行動指針をたてました。
忘れないように文字にしておき、迷いが生じたら立ち返りたいと思います。
方針をしっかり決めず、いろいろな手法にフラフラと手を出すと失敗すると聞いたので……
まぁ、基本的には昨年のままなんだけどね。
どのような手順で考えたか
来年以降も投資を続けることを考えると、内容それ自体だけでなく「どのような手順・価値観で投資方針を立てたか」ということを記録したおくのを大切だと思います。
2018年の計画同様にほったらかし投資術とお金は寝かせて増やしなさいを参考にしました。
それぞれのレビューも書いてます。
ほったらかし投資術で紹介されていた手順におおよそ沿って考えました。
個人がお金を運用する正しい手順
- 家計の状態を把握する
- 資産配分(アセットアロケーション)を決める
- アセットクラスごとにベストな商品を選ぶ
- 商品を売買する金融機関を決める
- DC(確定拠出年金)、NISA(少額投資非課税制度)を最大限に利用する
- モニタリングとメンテナンス
引用:全面改訂 ほったらかし投資術
家計の状態を把握する
「家計の状態の把握」というとかっこいいですが、やったのは家計簿とMoneyTreeの確認だけです。
毎月の収支の把握
家計簿では次の2点を確認。
毎月更新している家計簿記事が役に立ちました。
- 収入>支出になっていること
- 何にいくら使っているか(ざっくり)
基本的には黒字なんですけど、イベント(歓送迎会・帰省)のシーズンは交際費が膨れ上がって赤字になりがちなことが判明しました。(薄々わかってはいたけど)
また、医療費や被服費(寒すぎて購入しちゃった)も赤字の原因ってことも。
今後の家計簿の付け方に活かしていきたいですね。
自分にぴったりのものを見つけよう!家計簿の付け方(独身男性のケース)
年間の収支の把握
月単位でみると赤字・黒字の両方がありましたが、2018年全体で考えるとどうだったのか?
それを明らかにするため、MoneyTreeで現在の総資産の確認をしました。
生活防衛費、貯金、特別費積立はそれぞれ別口座なので純正サイトで確認するのが面倒なんです。
複数の口座情報をまとめて見ることができるMoneyTreeを用いることで、銀行の純正サービスよりも総資産の推移を容易に把握することができました。
その結果、1年間で100万くらいは増えていることがわかりました。
(2018年1月〜12月で比較)
ただし、つみたてNISAやiDeCoも入っているので相場により上下しますが。
それに奨学金も考慮していません。
そのうち自分のバランスシート作りたいと思っています。
ちょめちょめさん(id:tapt_Twitter)は「簿記の勉強ついでに作った」とおっしゃっていたけど、B/Sのためだけではモチベ保てなさそう……
私はこれですね
簿記の資格を取得するついでに、応用として自身の資産運用管理もしてみたいと思い、この本のやり方をそのまま真似してやっていました。 pic.twitter.com/7QL4AFDCsu
— ちょめちょめ (@tapt_) 2019年1月1日
閑話休題。
お金は寝かせて増やしなさいでは「1年間で貯蓄できる金額」を「リスク許容度」とする考え方が紹介されており、これを参考にしています。
(全部吹っ飛んでも一年で元の状態に戻せるってイメージ)
貯蓄と資産で違いはありますが、どちらも増価幅って意味では似たようなものでしょ。
そんな訳で、1年間で許容できる最大損失は100万円とします。
資産配分(アセットアロケーション)を決める
アセットアロケーションとかポートフォリオの使い分け
アセットアロケーションとかポートフォリオは、使い方が人によって違うので混乱しますよね。
正確な定義はしりませんが、私は次のように使います。
- アセットアロケーション=「リスク資産」「外国債券」「国内株式」などのクラス(属性)
- ポートフォリオ=「AAAインデックスファンド」「個人向け国債」のように具体的な商品
言葉を決めたところで本題に入ります。
アセットアロケーション(資産配分)はリスク資産100%。債券や現金のような非リスク資産は0%でいきます。
元々は(120-年齢)=120-25=95%をリスク資産、残り5%を非リスク資産にしようと考えていました。
ただ、投資予定額が55万と小さいのでリスク資産に全ツッパです。
(この金額になった理由は後ほど)
金額が積み上がってきたり、年齢が上がったら考え直します。
ちなみに非リスク資産としては債券ではなく、現金(貯金)を使うつもりでした。
これもほったらかし投資術やお金は寝かせてに書いてあったことを参考にしています。
金利が低いうちは株式と債券の逆相関が弱く、国債の金利が2%を超えるまでは国債を使わずに現金で十分とのことでした。
そのため、ポートフォリオを見直して、非リスク資産を含めることになった時の状況によって、次のようにします。
- 国債の金利が2%を超える→国債
- 国債の金利が2%を超えない→現金(貯金)
次にリスク資産の資産配分は世界各国の株式時価総額と同じ比率で資産配分を作る「全世界分散ポートフォリオ」を目標にしています。
MSCIグローバル指数の一つであるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)を参考にします。
MSCI ACWIの国別構成比率は、全世界株式インデックス・ファンド(運用会社:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)の月報を見るのが、一番簡便な方法でしょう。
とのことなので、月報を確認してみました。
2018年11月の月報によると、日本国株式:先進国株式:新興国株式は7.5:81.2:11.3です。
おおよその比率として日本国株式:先進国株式:新興国株式=10:80:10を目標とします。
アセットクラスごとにベストな商品を選ぶ
「手数料は確定されたマイナスのリターン」という考え方にもとづき「出来る限り手数料の安いものに投資するぞ!」と考えていました。
ですが、手数料が最安のファンドだと「純資産が小さすぎて繰上償還になりそう…」ってケースもあるんです。
どれだけの純資産があれば大丈夫かってのも難しいので、「業界最低水準を目指し続ける」という方針を掲げるeMAXIS Slimシリーズに投資することに決定。
くわしくは後述しますが、SBIのiDeCoではeMAXISの扱いがなかったので、先進国株式に投資するDCニッセイ外国株式インデックスを選びました。
商品を売買する金融機関を決める
つみたてNISA、iDeCoともにSBIで口座を持っていたので、そのまま。
ただ、最近楽天経済圏に巻き込まれつつあるので、楽天証券にすればよかったかもとも思っています。
楽天でふるさと納税した話▼
DC・NISAを最大限に利用する
私の場合は企業型DCではなくて、iDeCoを使っています。
実はこれらの要請で投資額が決まりました。
つまり、1年間でiDeCoが1万2000円×12ヶ月、積立NISAが40万円の合計で54万4000円。
リスクとリターンについて
ACWIの期待リターンとリスクは期待リターン:+7%、リスク:17.4%だそうです。
リターンデカすぎると思うんですけど、30年の年率平均がそうなっていたので……
30年の年率平均で見るのが妥当かはわかりませんが、まぁざっくりで。
『MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) (円)』 |株価指数
金融の世界では「年間リスクの2倍の損失を見ておけば、最悪のケースに備えられる可能性が高い」らしいです。
想定すると年間あたり55万×(0.07-2×0.174)=-15万2900です。
現状のリスク許容度(許容損失は100万まで)で投資できる金額の合計はX万円*(0.07-2×0.174)=-100万円を解いて、X=359.7万でした。
現状の投資額は55万円/年なので、到達するのはまだまだ先ですね。
具体的な内容
目標とするアセットアロケーションは日本国株式:先進国株式:新興国株式=1:8:1です。
1年間で55万円なので、この割合を金額にすると日本国株式:先進国株式:新興国株式=5万4400:43万5200:5万4400となります。
これを目指してそれぞれの制度に配分しました。
まず、iDeCoは全額、先進国株式(DCニッセイ外国株式インデックス)としました。
先進国株式全体で43万5200円を投資する中でiDeCoの合計額が14万4000円。
だから、つみたてNISA分では43万5200-14万4000=29万8200より、先進国株式に29万8200円を1年間で投資すれば良い。
また、つみたてNISAの積立方法ですが、お金は寝かせて増やしなさいにあったように月々3万円を積立て、年2回のボーナス時にそれぞれ2万円の上乗せという設定にしました。
ここで5万4400円:29万8200円:5万4400円を比率で合わせると1:5.353:1すなわち14%:72%:14%です。
あとはその比率にしたがって、SBI証券のつみたてNISA設定ページに入力するだけ。
計算途中を書いてグチャグチャになったので、投資金額をまとめます。
モニタリングとメンテナンス
本来であれば年に1回のリバランスのみで良いのですが、ブログのネタに困るので月1回、家計簿の結果報告時に損益を確認します(モニタリング)
「年に1回以上はメンテナンスをしよう」とのことなので夏冬のボーナス付近に日本国株式:先進国株式:新興国株式=1:8:1の割合になるようにリバランス(メンテナンス)します。
このとき、できる限り売却はせず、割合が少なくなっているファンドを追加購入することでリバランスする「ノーセルリバランス」を目指します。
(資金源はボーナスを想定)
まとめ
2019年の投資計画でした。
この計画にそって投資していきます。
非課税(正確には税の繰り延べ)制度であるiDeCoとつみたてNISAの範囲内での投資です。
需要があればブログで報告するかも。
ちなみに持株会もやっているのですが、こちらは投資成績にはいれません。
つまり、家計簿の支出としてのカウントはしますが、資産にはカウントしていません。
「単位株になったら売り払って、追加の投資資金にしようかな?」と考えています。
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