あなたは福利厚生を使いこなしていますか?
「知ったからには、使い倒さなきゃ損!」と微妙な商品に飛びつきそうになった話です。
就活時に福利厚生はノーマーク
あなたは就活のとき、「福利厚生」を気にしていましたか?
私は「家賃補助」「独身寮」しかチェックしていませんでした。
それよりも「給与」とか「年間休日」などの方が気になったんだもん。
だから入社するまで、弊社の福利厚生についての知識がありませんでした。
「たった数日しか違わないし…」と妥協すると絶対後悔!年間休日についての話【有給はカウントするの?】
そして入社後の新入社員研修で、数々の福利厚生制度があることを知ります。
「知ったからには、使い倒さなきゃ損!」とばかりに、いろいろ手を出そうとしました。
でも、「実際に使えるもの」って少ないんですよね。
「住宅資金融資制度」みたいに「対象じゃないから使えない」もの、「財形貯蓄」のように「メリットの薄いもの」のどちらもあります。
財形貯蓄は融資の担保になったり、利子が非課税になったりするけど微妙なんですよね。
給料から天引き貯蓄するには便利だけど。
そんなわけで実際に使っているのは「従業員持株会」と「独身寮」くらいです。
(社会保険のように自分の意志に関係ないものは除く)
新たな福利厚生?
ある日「福利厚生についてのお知らせ」と書かれた封筒が私のもとに届きました。
中身は「共済年金加入のお知らせ」
なんでも「社員の財産形成」のための制度で、1年に1回しか申し込みの機会がないらしい。(ちなみに持株会も、1年に1回しか申し込みのチャンスがない)
iDeCoやつみたてNISA、持株会で割とギリギリだけど、「使い倒さなきゃ損!」と調べました。
そもそも「共済年金」ってどういう制度?
とりあえず「共済年金」でググってみる。
ググって出てきた記事を読んで「ん?」となりました。
公的年金には、国民年金、厚生年金、共済年金の3つがあります。2015年10月1日、公務員が加入している共済年金は廃止され、会社員が加入している厚生年金に一元化されました。
「廃止されてる?そもそも、公務員が加入???」
配布されたパンフレットを読むと「在職中に保険料を払込、一定期間の保障と年金または一時金が受け取れる」とのこと。
「保障」って書いてある時点で、嫌な予感がしますよね。
その予感が当たりました。
しっかりと読み込むと、拠出型企業年金保険+医療保険でした。
「共済」って言葉はどこから出てきたんですかね??
医療保険は、もうお腹いっぱいで十分です。
「拠出型企業年金保険」ってのは、初めて聞いたので調べてみましたが、こちらも「別にいらないな」って感じです。
どの程度のリターンが望めるのか?
この時点で「拠出型企業年金保険」に入る気はないものの、どの程度のリターンなのかは気になります。
パンフレットにモデルケースが載っていました。
載っていたのは、毎月1万円+ボーナス1万×2の年間14万のケース。
25歳から60歳の35年間では490万円支払う(積み立てる)ことになります。
490万円と35年の年月の対価として、580万円を受け取れるとのこと。
利息は90万円なので、下のようになります。
- 年利:0.96%
- 単純利回り:0.52% (受取利息÷支払総額÷35年)
- 返戻率:118.36% (受取総額÷支払総額)
申し込むか否か
申し込みません!!
最後に
「折角の福利厚生、使い倒さなきゃ損!」と微妙な商品に飛びつきそうになった話でした。
「独身寮」は支出の抑制にめっちゃ役立ってます。
生命保険・がん保険のときも、しっかりと吟味すれば良かったな……
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