セミナー初参加
金融庁が主催する個人投資家との意見交換会「つみたてNISA Meetup」(つみップ)に参加してきました。
テーマは「つみたてNISAについて」。
プログラム
■ 「つみたてNISA」の制度説明(30分)
金融庁の担当者が、2018年1月1日からはじまる「つみたてNISA」制度(投資教育教材を含む)についてわかりやすく解説します。■ 意見交換(1時間)
参加者が意見交換するなかで「つみたてNISA」をきっかけに、資産形成についての理解を深めていきます。
当日、聞きながらつぶやいていたので、モーメントを貼っときます。
一部他の参加者の方のも引用したので、引用された方で問題ある方はご連絡ください。
前半の説明で「つみたてNISA」についての理解が深まりました。
その説明中に登場した「家計資産構成」や「NISA口座稼働率の推移」など今まであまり考えてこなかったデータが面白かったです。
特に「NISA口座を開設した人のうち4割は開設しただけで、一度も使用していない」ことは驚きでした。
そして後半は意見交換。
意見交換と言いつつも質問だったり、お願いだったり、メッセージだったり、いろいろでした。
皆さん知識も経験も豊富で、難しい質問が多かったです。
司会の方の返しも真面目なものからジョークの効いたものまであり、とてもおもしろかったです。
その中でも気になったものを紹介します。
「なんで40万円/年、つまり33,333円/月というキリの悪い額なのか」という誰しもが感じた疑問に対して「元々は60万円/年で応募したが、『金額が大きすぎる』ということで削られた。」とのことで、今後見直していくみたいです。
また、「分散投資を推しているのにつみたてNISAのラインナップに債券がないのはなぜ?」という質問に対して「元々、NISA株式などのための制度。債券のためではない。つみたてNISAもあくまでNISAの中の1つなので…」ということでした。
あと、つみたてNISAとは別ですが企業型DCやiDeCoについての言及も多かったです。
弊社は企業年金基金なので全然知らなかったのですが、企業型DCを導入しているところ結構多いんですね。
「企業型DC導入企業が教育義務を十分に果たしていない。それどころか特定の商品を強制するような不正もある。」という厳しい意見もありました。
というか厳しい意見のほうが多かったです。
個人的には「『強制加入』であることの重大さを理解すべきだ」というフレーズが心に残りました。
お願い?としては「株=ギャンブルと思われてしまう事が多い。もっとイメージアップしてほしい。」というものがありました。
これに対して「つみたてNISAは金融庁が猛プッシュしているので、安心材料になるのではないか。また、昨今の相場による成功体験も良い影響を与えるのでは?」とおっしゃっていました。
でも、究極的にはこれですよね。
株式投資がギャンブルなのか?株式会社で働いてるし、ギャンブルなら人生そのものもギャンブルだよ#つみップ
— バカオヤヂのバカヂカラ (@wu1022) 2017年11月11日
最後に
こういうセミナーに初めて参加したんですけど、とても勉強になりました。
懇親会中にいろいろな場所で聞いた「普段はこんな(投資の)話できないもんね」という言葉通り、普段聞けない・言えない話ができて楽しかったです。
ただ、気になったこともあります。
セミナーの途中で「投資経験のある方どのくらいいますか?」という質問があり、ほぼ全員が手を上げていたんです。つまりある程度の知識がある人ばかりだったんですよね。
「初心者や投資を知らない人に広くつみたてNISAを知らせる、ひいては投資家の裾野を広げる」ためにはまた、別の方法が良いのかもしれないと感じました。
▼もっとちゃんとしたレポは菟道りんたろうさん(@udohrintaro) が書いてます。▼
「つみたてNISA Meetup in 大阪&コツコツ大阪」に参加 – The Arts and Investment Studies
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